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放射線技術科

診療放射線技師は、「医師又は歯科医師の指示の下に、人体に放射線を照射することを業とするもの」(診療放射線技師法第2条第2項)で、名称独占及び業務独占されています。

県立中央病院における放射線技術科は医療局医療技術部に属して、全診療科に対する医療画像の提供や放射線治療を、また原子力災害医療対応時の放射線取り扱いの専門家として、原災時医療のサポート等を行っています。

医療放射線に関する法令には、かつての労働法所管の電離放射線障害防止規則(労働安全衛生法)や医療法施行規則(第4章 診療用放射線の防護)を基礎として、当院で有する放射線発生装置(リニアックなど)や遠隔式アフターローディング腔内照射(RALS)に係る放射線障害防止法(正確には、「放射性同位元素等の放射線障害の防止に関する法律」)があります。この3階建ての法律を順守するため、放射線技術科の技師ほかが各種記帳を行い、関係各署と連携して保健所立入検査や原子力規制庁等各種検査に合格しています。

約20年前にはヘリカルCTを導入し、当時の小林尚志医師や雨宮隆太医師の指導による造影血管や気管支などの三次元画像を、また松枝清医師がヘリカルCTの新しい使い方を具現化した spatial and temporal dynamic CTを世界で初めて行いました。

その(造影)撮影法や技術は、最新のX線CT装置に継承され、各診療科に臨床上有用な画像として提供されています。また、「断らない救急」を支えるため、主に平日夜間は1名、土日祝日勤は2名で、MR撮影、血管撮影及び循環器撮影を待機者各1名で対応しています。

放射線治療では、県内唯一の都道府県がん診療連携拠点病院として、最新の治療装置や治療計画装置が設置されるとともに、県内の放射線治療施設に対して勉強会等を主体的に行っています。

ほかに、薬機法(旧薬事法)に基づき、放射線機器メーカの保守点検や修繕時の対応を行っています。

放射線技術科の理念(日本診療放射線技師会綱領を参照)

1. わたくしたちは、医療を求める人々に奉仕します。
  We will render our services to those in need of health care.

1. わたくしたちは、チーム医療の一員として行動します。
  We will act as individual members of a health care team.

1. わたくしたちは、専門分野の責任をまっとうします。
  We will perform our duties in our field of specialty. 

1. わたくしたちは、人々の利益のために、常に学習します。
  We will continue to study for the benefit of mankind.

1. わたくしたちは、インフォームド・コンセントを尊重し、実践します。
  We will respect and practice the policy of informed consent.

放射線技術科スタッフ構成</2>

37名 (診療放射線技師30名 医学物理士2名 受付(嘱託)5名)

放射線技術科長(兼 選任放射線取扱主任者)青木 誠

副放射線技術科長(一般撮影部門)     松本 広 以下、9名

副放射線技術科長(CT・血管撮影部門)  飯田 修一 以下、6名

副放射線技術科長(MR・核医学部門)    松本 浩幸 以下、7名

副放射線技術科長(放射線治療部門)    西部 雅和 以下、10名(医学物理士2名を含む)

 

取得国家資格及び認定資格

1 国家資格・第一種放射線取扱主任者  

  〇青木 誠 中庭 理 生駒 英明 相澤 健太郎

2 国家資格・第二種放射線取扱主任者  

  河島 通久

3 認定・医学物理士(医学物理士認定機構)  

  〇新田 和範 〇篠田 和哉 河島 通久 生駒 英明 

4 認定・放射線治療専門放射線技師(日本放射線治療専門放射線技師認定機構) 

  〇清水 誠

5 認定・放射線治療品質管理士(放射線治療品質管理機構) 

  〇生駒 英明 清水 誠 河島 通久 篠田 和哉 

6 認定・検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師(日本乳がん検診精度管理中央機構)

  ○高坂 倫江 ○加藤 美穂 ○北島 香奈 ○古橋 愛海 ○山田 絢香

7 認定・救急撮影認定技師(日本救急撮影技師認定機構)     

  ○鈴木 あゆみ ○髙坂 倫江

8 認定・血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師

 (日本血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定機構)   

  ○鈴木 あゆみ ○髙坂 倫江

9 認定・X線CT認定技師(日本X線CT専門技師認定機構)         

  ○鈴木 あゆみ

各部門紹介

一般撮影部門

一般撮影部門は、胸腹部撮影や整形外科領域等単純撮影、胃や大腸等の消化管撮影、乳房撮影、骨密度測定、救急撮影及び術中術後撮影などを行っています。その業務は、比較的練度の簡素な単純撮影から専門的な消化管撮影や乳房撮影等までを担っています。

私見ですが、単純撮影は語彙上の簡素である旨の意味ではなく、治療方針や他検査への導入のための規格化された手法から「標準撮影」の表現が適切であると考えています。このため、日々勉学を行う若手技師のほか他のモダリティや各診療科と連携可能な熟練した技師を配置しています。また、乳房撮影は認定を有する女性技師が撮影を行い、生検は各部門に分散配置された女性技師が業務を調整して、乳腺外科医師と対応しています。ほかにも院内外に画像をDVD等に焼き込むなど情報系業務を受付と協力して担当しています。

以上、一般撮影部門は、深浅かつ広範な領域の撮影を担っています。

一般撮影1(主に整形外科領域)

一般撮影2(主に胸腹部領域)

X線テレビ装置

X線テレビ装置(オーバーチューブ)

泌尿器 結石破砕装置

歯科口腔外科 パノラマ及び歯科撮影装置

内視鏡センターX線テレビ装置(東芝)

がんセンター骨密度測定装置(GE)

救急センター X線撮影装置

救急センター 64列X線CT装置
(SIEMENS)

手術室 透視装置

Xポータブル撮影装置(モービル)

乳房撮影装置(GE)

CT・血管撮影部門

CT・血管撮影部門は、X線CT検査や、放射線科診断医や脳神経外科医が行う領域の血管撮影及び循環器内科医が実施する循環器撮影、ほかに血管外科医が手術する際の血管撮影や治療に必要な画像計測等を担っています。

64列X線CT装置(GE)

128列X線CT装置(SIEMENS)

血管撮影装置(SIEMENS)

本館循環器撮影装置(東芝)

循環器センター 循環器撮影装置(東芝)

MR・核医学部門

MR・核医学部門は、核磁気共鳴現象を画像化するMR検査と、放射性医薬品を用いた検査及び治療を実施しています。MRは核磁気共鳴現象を利用して、生体内の情報を画像化します。特に脳神経外科、整形外科及び婦人科領域等軟部組織の変化に有用であり、ほぼ全身の撮像を行っています。また、造影剤を使用しないで、血流の情報が得られることも利点の一つです。

PET/CT検査は、PETの機能画像(糖代謝)とCTの形態画像を重ねる検査です。あらかじめ、ブドウ糖に弱い放射能を出す成分で標識した薬剤を注射して、しばらく後、撮影を行います、糖代謝の盛んな腫瘍の画像描出に優れています。近年、放射性医薬品を用いたRI治療が行われるようになり、必要な研修の受講など準備を万全にして行っています。

1.5T MR(SIEMENS)(3/11更新)

3T MR(SIEMENS)

SPECT/CT(SIEMENS)

PET/CT(SIEMENS)

放射線治療部門

放射線治療部門は、放射線腫瘍医を放射線物理の側面から支える医学物理士2名を採用し、照射やCTシミュレータ撮影等を担当する診療放射線技師8名及び看護師や受付で構成されています。

治療機器は、リニアック2台及び腔内照射装置(RALS)1台を有し、リニアックのうち1台は昨年導入した新鋭の動体照射システムと統合した機種を、2009年に導入した1台には今年更新した脳定位照射システムが附属されています。

リニアック室1
Trilogy with ExacTrac

リニアック室2
TrueBeam with SyncTrax FX4

RALS

CTシミュレータ

治療計画室

カンファランス室

平成25~29年度 業務実績(単位 名)

表1 年度別検査件数:全体及び部門別

  一般撮影

CT・

血管撮影

MR・

核医学

放射線治療 総数 Whole BodyCounter
平成25年度 71,013 27,266 12,842 9,826 120,947 31
平成26年度 72,715 28,683 13,103 11,831 126,332 32
平成27年度 75,060 28,741 12,999 12,276 129,076 64
平成28年度 73,862 25,577 12,946 12,451 124,836 33
平成29年度 71,191 23,727 10,402 12,742 118,062 13

表2 年度別検査件数:一般撮影部門

  単純撮影

ポータブル

(手術室含む)

乳腺撮影 骨密度測定 X線TV検査 泌尿器 部門小計
平成25年度 56,754 10,198 1,158 336 2,227 340 71,013
平成26年度 57,826 10,611 1,296 435 2,204 283 72,715
平成27年度 58,742 11,416 1,732 569 2,302 299 75,060
平成28年度 57,476 11,466 1,766 588 2,274 292 73,862
平成29年度 55,653 11,218 1,727 590 2,003 325 71,191

表3 年度別検査件数:CT・血管撮影部門(放射線治療におけるCTシミュレータ件数は除外)

  CT

血管撮影

本館

心臓カテーテル

循環器センター

心臓カテーテル

循環器センター

手術室

血管撮影

小計

部門小計
平成25年度 22,393 432 614 375 1,421 23,814
平成26年度 23,281 410 643 267 17 1,337 24,618
平成27年度 23,569 401 647 275 14 1,337 24,906
平成28年度 22,497 416 748 230 18 1,412 23,909
平成29年度 22,325 479 630 265 28 1,402 23,727

 

表4 年度別検査件数:MR・核医学部門

  MR1 1.5T

MR2 3T

MR小計 RI検査 PET検査 RI治療 RI小計 部門小計
平成25年度 3,660 3,371 7,031 962 2,770 9 3,741 10,772
平成26年度 3,807 3,422 7,229 830 2,839 9 3,678 10,907
平成27年度 3,782 3,318 7,100 788 2,895 22 3,705 10,805
平成28年度 3,616 3,272 6,888 913 2,950 25 3,888 10,776
平成29年度 3,581 3,156 6,737 827 2,828 10 3,665 10,402

表5 年度別検査件数:放射線治療部門

 放射線治療センターのページをご参照ください

表6 年度別検査件数(内数):病診連携(紹介検査)(地域医療連携室の集計による)

  CT MRI 乳腺撮影 核医学 PET 注腸ほか 総計
平成25年度 613 553 0 98 551 0 1,815
平成26年度 632 461 0 87 568 0 1,748
平成27年度 632 474 0 62 570 0 1,738
平成28年度 576 374 0 63 554 7 1,575
平成29年度 645 381 0 68 584 (注腸)1 1,679

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