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ごあいさつ

透析センター長 小林弘明

透析患者は、高齢化と糖尿病性腎症の増加により年々増加の一途をたどり、近々30万人に届こうとしています。年齢構成として、60歳未満の現役世代は約30%を占めていますが、週3回の透析のため仕事の早退が必要であったり、また数多くの合併症により退職、辞職を余儀なくされるケースが多くあることも事実であります。さらに多くの透析施設では準夜透析が廃止となり透析患者の社会復帰の妨げとなっています。

しかも未だに80%の透析施設が4時間以内の透析を行っており、高い患者死亡率の原因ともなっています。そのため、本来日本人の最多死因であるはずの「悪性腫瘍、癌」よりも、4時間という不十分な透析により「心筋梗塞以外の心不全」、「感染症」、「脳血管障害」が「悪性腫瘍」よりも死因として多く鎮座しています。充分な栄養摂取、充分な透析さえ行えば、上記のような原因で命を落とすことを回避できることを承知の先生方も多くいらっしゃいます。

県立中央病院では、こういった状況から現役世代を強くバックアップするため、昨年8月より17時以降穿刺の準夜透析を開始しております。さらに、本年1月下旬からは21時以降穿刺、5時以降回収の深夜長時間透析(体感時間は2時間程度)を開始し、特に就労なさっている透析患者様への快適な透析環境を整備いたします。合併症の少ない透析、個人が社会の一員としてその役目を果たせる透析を目指し、患者様を支援いたします。

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