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放置すると怖い おしっこの病気

Q:おしっこからわかる病気にはどんなものがありますか?

A:尿からそれぞれの成分が多く検出されると下記のような病気が考えられます。

白血球・・・感染のうたがいあり。膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎など

赤血球・・・尿路結石(膀胱、尿管、腎)や泌尿器がん(前立腺、膀胱、腎盂尿管、腎)、腎炎

糖・・・糖尿病

タンパク・・・腎炎等

Q:注意したいおしっこのサインはありますか?

A:最も注意すべきものは赤色の尿です。特に中高年の方で赤色の血尿があった場合、膀胱や腎盂尿管などのがんの可能性が高いからです。

Q:気になる尿漏れ・頻尿・残尿感は加齢のせいでしょうか? 仕方がないことですか?

A:男性は、前立腺肥大症によるものが多く、投薬や手術を受けることで症状はかなり軽減されます。泌尿器科を受診しましょう。

女性の多くは、膀胱炎や過活動膀胱が原因です。服薬等により症状が軽くなる方がほとんどです。泌尿器科ないしは当院の女性コンチネンス外来の受診をおすすめします。

Q:泌尿器科の治療法はどんなものがありますか?

A:

尿路結石

体外衝撃波やレーザー等による砕石術等です。結石の部位や性質により適切な治療法を選択します。

前立腺肥大

前立腺の緊張を和らげる薬がまず使用されます。効果が不十分の場合は、前立腺を縮小する薬を併用します。それでも効果が無ければ、内視鏡下の切除術(レーザー等)が必要となります。

前立腺がん がんが他の部分へ拡がっていない場合、ロボット(ダビンチ)支援下全摘術ないしは放射線とホルモン療法の併用です。進行あるいは転移している場合はホルモン療法が選択されます。
腎がん 原則は切除術です。がんが比較的小さい場合、がんとその周辺のみ部分切除します。当院では部分切除をロボット支援下で行い始めました。進行、転移した場合は免疫療法や分指標的剤が用いられますが、効果は限定的です。

Q: おしっこの健康のために、日常生活で気をつけることはありますか?

A:脳卒中や心筋梗塞の予防のため、過度な飲水をしている方が多くいらっしゃいます。頻尿の最大の原因です。尿量は、個人差はありますが1日1.2~1.5リットルで充分です。ほどほどの水分摂取を心がけましょう。

また尿や排尿の異状は様々な病気のサイン。特に重大な疾患であるがんは、早期発見が大切です。おしっこがいつもと違うと感じたら、泌尿器科の受診をおすすめします。

副院長兼がんセンター長 泌尿器科 大谷 幹伸 医師 が答えました

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