小児科からのお願い

発熱があって受診する方へ

当院の発熱外来は完全予約制となっており、事前の予約がない場合、診察できません。24時間以内に37.5℃以上の発熱があった場合、必ず事前に予約(小児含む)してください。

電話予約:0296-77-1121(代)

ご理解とご協力をお願いいたします。

夜間小児救急について

 毎週、火曜日・木曜日(祝祭日は除く)、23時半まで救急外来に小児科医がいて受診対応・相談対応しております。
受診・相談希望の場合、必ず病院に電話をしてください中学生以下の受診希望・相談の場合は小児科医が直接電話対応し、療養のアドバイスや受診調整をします。

ご注意ください

 火曜日・木曜日以外、夜間の小児科対応は原則できません。また、火曜日・木曜日が祝祭日の場合も小児科対応は原則できません。
当院で対応できる時間以外でのご相談は、子ども医療電話相談#8000をご利用ください。

当科の特色

小児科部長

部長
稲川 直浩



(いなかわ なおひろ)

地域の小児科として、お子様の成長や健康をサポートいたします。


小児科を受診する皆様へ

 風邪や胃腸炎などの一般的なお子様の体調不良から、乳幼児健診・予防接種など幅広く診療致します。2020年以降、徐々に小児科医が増員しており、さらに診療の幅が広がっています。専門性の高い診療が必要な場合は、こども病院などの専門機関へのご紹介を致します。病院を受診すべきか分からないような些細なご心配事でも、ぜひお気軽にご相談下さい。

入院や救急に関して

 当院では2009年から小児科を再開致しました。入院や夜間・休日の診療体制は確保できておらず、現在はこれらの対応ができない状態です。今後、徐々に再開していきたいと考えておりますので、今しばらくお待ち下さい。

お子様の健やかなる成長をともに見守ります

小児科医師

地域の頼られる小児科として

スタッフ紹介


小児科部長

部長
稲川 直浩



(いなかわ なおひろ)

専門領域
  • 小児科
所属学会・専門医等
  • 日本小児科学会
  • 日本感染症学会
  • 日本小児救急医学会
  • 日本小児感染症学会
  • 日本小児呼吸器学会

遺伝子診療部 部長

部長
遺伝子診療部 部長
筑波大学付属病院茨城県地域臨床教育センター准教授
県立医療大学客員教授
齋藤 誠



(さいとう まこと)

専門領域
  • 小児科
  • 新生児
  • シミュレーション医療教育
  • 周産期遺伝
所属学会・専門医等
  • 日本小児科学会 専門医・指導医・代議員
  • 日本周産期・新生児医学会 周産期(新生児) 専門医・指導医
  • 日本人類遺伝学会 臨床遺伝専門医・指導責任医
  • 日本遺伝性腫瘍学会 遺伝性腫瘍専門医
  • 日本小児外科学会
  • 茨城小児科学会・理事
  • 日本周産期・新生児医学会認定・新生児蘇生法(NCPR)インストラクター
  • 国際認定ラクテーション・コンサルタント(IBCLC)
  • 日本新生児成育医学会
  • 日本シミュレーション医療教育学会

筑波大学地域臨床教育センター助教

医長
筑波大学付属病院茨城県地域臨床教育センター
助教
寺下 佳実



(てらした よしみ)

専門領域
  • 小児科
所属学会・専門医等
  • 日本小児科学会
  • 日本周産期・新生児医学会
  • 日本小児アレルギー学会
  • 茨城小児科学会

小児科医員

医員
油原 祐華



(ゆはら ゆか)

専門領域
  • 小児科
所属学会・専門医等
  • 日本小児科学会 専門医
  • 日本新生児成育医学会
  • 日本周産期・新生児医学会認定・新生児蘇生法(NCPR)インストラクター

(非常勤医師)
鴨田 知博



(かもだ ともひろ)

専門領域
  • 小児科
  • 小児内分泌代謝
所属学会・専門医等
  • 日本小児科学会 専門医・指導医
  • 日本周産期・新生児医学会
  • 日本小児内分泌学会 評議員
  • 日本先天代謝異常学会
  • 日本マススクリーニング学会
  • 日本小児腎臓病学会

(非常勤医師)
永藤 元道



(ながふじ もとみち)

専門領域
  • 小児科
所属学会・専門医等
  • 日本小児科学会 専門医
  • 日本周産期・新生児医学会 専門医

(非常勤医師)
長友 公美絵



(ながとも くみえ)

専門領域
  • 小児科
所属学会・専門医等

(非常勤医師)
林 知洸



(はやし ともひろ)

専門領域
  • 小児科
所属学会・専門医等
  • 日本小児科学会

主な対象疾患・治療法

小児科一般外来

~受診される皆様へ~
 発熱、鼻汁、咳、腹痛、嘔吐、下痢、発疹など、お子様によく見られる体調不良を診療致します。他の病院を受診されていても、症状が長引くような場合や、不安を感じられるような場合は、ぜひ一度当院へご相談下さい。当科は紹介状は必須ではありません。これまでに他院を受診されている場合は、お薬手帳をご持参下さい。

アレルギー疾患

 一般外来で喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどを診療しております。いずれも長い目で見る必要がある病気ですので、ご家族に治療の内容を理解して頂けるよう、丁寧にご説明致します。
【アレルギーの病気が疑われる場合】

  • 咳が長引く
  • 風邪のたびに「ゼーゼー」する
  • かゆみを伴う湿疹がある
  • 特定の食べ物を食べると蕁麻疹が出る
便秘

 子供の腹痛の原因として最も多く、お子様の生活の質にも影響します。お子様が排便に対して苦手意識を持つ前に対応することが望ましいため、少しでも便秘が疑われる際はまずはご相談下さい。
【便秘が疑われる場合】

  • 便が硬く、時々出血がある
  • ウサギのようなコロコロとした便
  • いきむ時間が長い
  • 排便時に痛そうな様子がある
頭痛、立ちくらみ、朝起きられない

 頭痛や立ちくらみ、朝起きられないなどで生活に支障が出る場合、病気が隠れている可能性があります。必要に応じて血液検査や頭部MRI検査を致します。

乳児健診、予防接種

乳児健診

 院内感染防止のため、通常の診療時間とは別に診察時間を設けています。定期健診以外でも、お子様の発達や育児での心配事がある場合はご相談下さい。予約は予約センターにご連絡下さい。
【受診のおすすめ時期】

  • 生後3〜4か月:4か月になった頃
  • 生後6〜7か月健診:7か月になった頃(無料券を使用する場合は6か月後半)
  • 生後9〜10か月:10か月になった頃
予防接種

 定期接種・任意接種いずれにも対応しております。希望に応じて、同時接種にも対応致します。また、当院では接種スケジュールが煩雑な時期には当方でスケジュール調整をさせて頂きますのでご安心下さい。予約は予約センターにご連絡下さい。
インフルエンザワクチン接種料金:1回目 4790円、2回目 3620円(2021年11月現在,税込)
その他の料金はお問い合わせ下さい。

小児科診療における紹介状ご準備のお願い

小児科診療における紹介状ご準備のお願い

専門外来

専門外来

 専門医による小児内分泌外来(週1回)を行っています。予約制となっておりますので、事前に予約をお願い致します。

【主な対応疾患】

小児内分泌外来:低身長、思春期早発症、夜尿症など

新生児領域

 2015年に当院産科での分娩が再開して以来、平日は原則小児科医が分娩立会いをし、安全なお産となるよう努めています。休日も必要に応じて立会いをしております。新生児専門医が勤務しておりますので、軽度の低血糖や呼吸障害などの治療も可能です。

診療実績

令和4年度実績

新生児領域

 平成27年度秋に産科での新生児出生が再開して以後、院内出生数は順調に増加し、最近は220人前後で推移しています。令和4年度も221人で、COVID-19流行中にも拘わらず安定して推移しています。
 新生児の平均在胎週数は39週1日(35週0日-41週1日)、平均出生体重は3,041g(2,132g-3,888g)でした。入院数は119名(53.8%)で、内訳は表の通りです。
 母体COVID-19感染の出生は16例ありましたが、新生児への感染例はありませんでした。当院は地域周産期母子医療センターではありませんが、産科との協力の元COVID-19陽性妊婦を積極的に受け入れてきた結果がこの症例数に表れていると考えます。
 令和4年度に新生児搬送となった症例はありませんでした。新生児科医の分娩立ち会い率は66.5%(時間内98.0%、時間外52.8%、休祝日25.5%)でした。
 1か月健診は、基本的に当院出生症例を対象に行っていますが、1か月間のタイムラグ等もあり、令和4年度に1か月健診を当院で受診した症例は225例でした。

令和4年度新生児入院症例内訳
(119人、重複有り、単位:人)
低出生体重児14
巨大児0
早産児5
light for gestational age5
small for gestational age5
large for gestational age8
heavy for gestational age15
新生児仮死8
新生児黄疸14
呼吸障害3
奇形0
先天性心疾患
(疑い含む)
2
母体糖尿病・GDM29
母体GBS・感染症疑い18
母体RhD陰性2
母体甲状腺疾患 8
母体抗痙攣剤・向精神薬内服  13
母体COVID-19感染   16

一般小児科領域

 令和4年度一般外来受診者総数は延べ4,013人で、前年度から千人余り増加、3年振りに4千人台となりました。診療形態としては、令和3年5月より発熱患者(受診時37.5℃以上or受診前24時間以内に発熱があった者)の診療は発熱外来ブースで行うようになっており、該当症例が小児科症例の場合は小児科医が発熱外来に移動して診療しました。発熱外来の場所は院内での調整もあり、7月までは救急外来を使用、8月以後は全科共通のプレハブ棟で診療を行いました。また、脳外科からの要請があり令和4年4月以後小学生以下の頭部打撲症例の初期診療は小児科が担うこととなっています(救急車症例を除く)。

 上記一般外来受診者のうち、発熱外来及び救急外来で診療した症例数は、令和4年度は延べ1,147人となり、令和3年度の429人から2倍以上に増加しました。令和4年9月から令和5年1月にかけては、月当たりの発熱外来対応数が100人を超える状況が続き、特に令和4年12月は158人を発熱外来で対応しました。また、約患者で希望される方に対する電話再診は令和2年度から引き続き対応し、令和4年度の利用者は延べ276人(前年度比-60人)でした。

 上記一般外来受診者に含まない受診者数として、乳児健診(3-12ヶ月健診)の受診者数は延べ203人(前年度比+40人)、予防接種外来受診者数は延べ843人(前年度比+90人)、6月から開始した週1回23時半までの一次救急での受診対応は延べ48人でした。

 令和4年3月から開始した小児科入院症例は令和4年度は8人(成長ホルモン分泌負荷試験2人、食物経口負荷試験6人)でした。

年度別小児科一般外来受診者数
年度別小児科一般外来受診者数

専門小児科領域

 宮本信也先生に心理発達外来を月2日、鴨田知博先生に内分泌外来を毎週火曜に行って頂きました。令和4年度、宮本信也先生には延べ262人(前年度比+17人)、鴨田知博先生には延べ462人(前年度比+84人)の患者を診療して頂きました。

臨床研究

小児科臨床研究発表実績

茨城県立中央病院臨床研究発表実績まとめ

ご案内

茨城県子ども救急電話相談

お子さんが急な病気ですぐに受診させたほうがよいのか、様子を見ても大丈夫なのか
不安なとき、ご相談ください。

【受付時間 24時間365日対応 】

全ての電話から TEL:029-254-9900
プッシュ回線の固定電話・携帯電話から短縮ダイヤル # 8000

こどもの救急ウェブサイト(日本小児科学会)

「ONLINE QQ こどもの救急」 http://kodomo-qq.jp/ もご覧ください。

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