当科の特色
当院には2013年度に緩和ケア病棟(PCU)、標榜緩和ケア内科が開設されましたが、緩和医療の専門教育を受けた専任常勤医を確保することができていません。このため、1996年以来血液・化学療法内科および腫瘍内科の診療を担当する傍ら当院の緩和ケアに役割を果たしてきた三橋が緩和ケア内科標榜医となり、PCU病棟専従医および緩和ケアチーム(PCT)身体症状担当医としてPCUの運営と緩和ケアコンサルテーションに対応しています。現在のところ医師1名で対応しておりますので、直接の主治医としての業務は以下のように限定させていただいております。
緩和ケア内科の業務は、以下の通りです。
PCU病棟専従医として
- 各科PCU入院患者の症状緩和に関与する。
- 看護局と協働してPCU病棟の運営に責任をもつ。
- 他院からPCUへの転入院依頼に対して緩和ケア外来で面談・相談する。
- 他院からPCUへの転入院患者の主治医となる。
PCT身体症状担当医として
- PCT回診を主宰し、入院患者の緩和ケアに関するコンサルテーションに対応する。
- 緩和ケア外来で院内および院外の緩和ケアに関するコンサルテーションに対応する。
PCUに直接転入院される方に対しては主治医となりますが、当院に他に主治医のある方および通院緩和ケアを希望する方については当該科に主治医になっていただき、当科ではコンサルタントとして対応させていただいております。
直接PCUに転入院を希望されない方、通院緩和ケアを希望される方は臓器疾患別に分類された各がん専門診療科にまずご相談ください。どこに相談したらいいかわからない場合はまず緩和ケアセンター(PCC)へご相談ください。
スタッフ紹介
部長
緩和ケア部長
三橋 彰一
(みつはし しょういち)
専門領域
- 緩和医療
- 腫瘍内科
- がん薬物療法(乳腺)
資格
- 日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医・指導医
- 緩和ケア基本教育に関する指導者
- 厚生労働省委託『人生の最終段階における医療体制整備事業 本人の意向に沿った意思決定のための相談員研修会』終了者
- 茨城県がん診療連携協議会緩和ケア部会長
所属学会
- 日本内科学会
- 日本緩和医療学会