当科の特色
部長
筑波大学附属病院
茨城県地域臨床教育センター 教授
佐藤 晋爾
(さとう しんじ)
院内院外から身体的問題で入院された患者さまのメンタル面に特化してサポートすることが主なミッションです。
当院精神科は,当院に入院なさった患者さまの抑うつや不安、せん妄などへの対応、また身体合併症をお持ちの精神科患者さまが当院に受診なさった際の対応を中心に活動しております。
精神科外来診療は行っておらず、必要に応じて近隣精神科病院やメンタル・クリニックさまへの中継地点として地域の皆さまに貢献させていただきたいと考えております。
定期的に多職種によるカンファレンスを行っています
スタッフ紹介
部長
筑波大学附属病院
茨城県地域臨床
教育センター 教授
佐藤 晋爾
(さとう しんじ)
専門領域
- 臨床精神医学
- コンサルテーション・リエゾン精神医学
- 精神病理学
- 病跡学
資格
- 精神保健指定医
- 日本精神神経学会 精神科専門医・指導医
- 日本総合病院精神医学会認定 一般病院連携精神医学専門医・指導医・評議員
- 日本臨床心理士資格認定協会 臨床心理士
- 日本精神科診断学会 評議員
- 日本神経精神医学会 評議員
- 日本病跡学会理事・編集委員
- 日本精神病理学会評議員・編集委員
- 日本精神医学史学会監事
- 公認心理師
所属学会
- 日本精神神経学会
- 日本総合病院精神医学会
- 日本精神科診断学会
- 日本神経精神医学会
- 日本精神病理学会
- 日本病跡学会
(非常勤医師)
筑波大学医学医療系
臨床医学域災害・
地域精神医学 准教授
茨城県立こころの
医療センター地域・災害
支援部長・室長
高橋 晶
(たかはし しょう)
専門領域
- 臨床精神医学
- コンサルテーションリエゾン
- 漢方医学
- 老年精神医学
資格
- 精神保健指定医
主な対象疾患・治療法
当院では,入院した患者さまが抑うつ・せん妄症状等を呈した場合に、適切な精神医療を提供するリエゾン回診を行っています。(こころの医療センターの精神科医が担当)
※現在、入院患者に対するリエゾン回診のみで、外来での精神科診療は行っていません。
診療実績
令和5年度実績
全体としてリエゾン依頼件数は例年と大きく変化はありませんが、徐々に右肩上がりとなっており、特に4-5月、12-1月は慎重な対応を要するため複数回診察を要する方が多く、一人での対応するのが難しくなりつつある印象です。
身体合併症事業見直し
茨城県障害福祉課担当の方と繰り返し協議を行い修正文案が完成しました。当初の予定からずれていますが、令和6年度7月には新制度を開始する予定です。
せん妄対策見直し
当院のリエゾン依頼で最も多いのがせん妄です。せん妄対応マニュアルの作成を開始しておりましたが、昨年度から80~90歳代の長高齢者が急増した印象があり、また最近のヒドロキシジンの見直しや、数年前から発売されたブロナンセリンの貼付剤のインパクトは大きく、再検討しております。またリエゾン看護師の発案で、看護スタッフのせん妄対応底上げを目的にせん妄カンファレンスを行いました。リエゾングループのリエゾン看護師と薬剤科長が司会、佐藤はアドヴァイザーの立場で関わり、薬剤の使い方やタイミングはもちろん、声のかけ方、家族との関わり方など多くの問題点が議論されました。肌感覚としては同病棟からのリエゾン依頼は減り、当初は次年度からは別病棟でカンファを行う予定でした。しかし、当該病棟からの希望で継続になっています。なお、外来については、やや件数が少なくなっており課題です。ただし、病棟と同じく、前年度より複雑な事情や、症状が重篤で速やかな転院や入院紹介が必要な方が多かった印象がありました。
R5年度 コンサルテーション月別件数
臨床研究
お知らせ
- 当院広報誌 ほっとタイムズ(Vol.41)の教えてドクターQ&Aのコーナーで「コロナうつ」について取り上げました。症状や予防法など分かりやすく解説しています。
- 当院広報誌 ほっとタイムズ(Vol.30)の教えてドクターQ&Aのコーナーで「5月病」について取り上げました。症状や予防法など分かりやすく解説しています。