漢方外来について
漢方の基本的な考え方は、自然治癒力を高め、身体全体のバランスを整えることで、病気を治していきます。体質改善をしながら病気の治療や予防を行います。
頭が重い、めまいがする、肩が凝る、身体が冷える、倦怠感がとれない、気分がスッキリしない、イライラしやすい、気持ちが沈むなど検査をしても明らかな異常が見つからないが、本人は非常に強く症状を自覚している不定愁訴、自律神経失調症、神経症なども治療対象です。漢方外来では、各診療科に協力して漢方薬を用いた治療を希望される患者様を対象に、一人一人の体質と症状にあった診療をいたします。
担当医師
上野 眞二
外来日
毎週水曜日 午後2時~5時
1.漢方外来の一般的な適応基準
○慢性的な頭痛、偏頭痛など
○痛み、しびれなどなど疼痛性疾患
○痰や咳が長びく、乾いた咳が続く、
微熱が下がらないかぜ症候群、閉塞性肺疾患
○気管支喘息、アレルギー性鼻炎、
アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患
○便秘、下痢、胃腸の働きが失調する機能性胃腸炎、食欲低下など胃腸虚弱症
○生理不順、月経困難症、更年期障害、
不妊症、冷え性、のぼせなどの婦人科系疾患
○心身症、自律神経障害、神経症など
○高血圧、糖尿病など生活習慣病
○頻尿、排尿困難、下腹部や陰部の不快感・疼痛など泌尿器疾患
○悪性腫瘍、元気をます、食欲を付ける、
免疫力を高めるなど補助療法として
2.副作用について
まれに副作用がおきる場合があります。多くは発疹など軽度ですが極めてまれに間質性肺炎など重篤な副作用が起きる場合があります。その場合には、直ぐに病院までご相談ください。
3.保険適応について
処方する漢方薬はすべて健康保険が適用となりますので、経済的負担の心配なく漢方専門の診療が受けられます。
お問合わせ
茨城県立中央病院 医事課
TEL0296-77-1121(代表)