1.ごあいさつ

 医療には”予防医学”と”治療医学”がありますが、当センターでは予防医学に注力しております。糖尿病などの生活習慣病やがんはかなり進行しないと自覚症状が現れないことが多いため、これらの疾患を早期に発見し治療に導くことで、治癒させることが可能になると考えられます。そのために有用とされるのが人間ドックです。
 当センターは、公立の基幹病院ならでは高度な医療機器を備えており、また各分野において専門技師や専門医による精度の高い検査、診断が可能となっております。現在マンパワーの関係で予約枠に限りがございますが、是非この機会に人間ドックを受けられることをお奨めします。

2.スタッフ紹介

医師

五頭 三秀
(センター長、兼消化器内科部長) 
人間ドック・健康診断など

木村 泰
(兼任、脳神経外科部長)      
脳ドック・脳検診

玉井 はるな
(兼任、臨床検査センター部長) 
睡眠時無呼吸症候群外来

山岡 正治
(兼任、消化器内科部長)     
人間ドック

検査診断協力科

放射線診断部、循環器科、消化器科、産婦人科、眼科、乳腺外科、呼吸器科、耳鼻科、生理検査科

《看護師》・・・3名
《事務》・・・・3名

3.業務内容

1.人間ドック・健診部門

人間ドック(予約制:月火木金)
脳ドック(予約制:木)、脳検診(予約制:月〜金)
乳がん検診(予約制:月水木)、PET検診(予約制:月〜金)

オプション検査:婦人科検診、乳がん検診、肺がん検診、膵がん検診、骨密度検査、血圧脈波検査、ピロリ菌検診など

2.健康診断

就学就業時健診(国公立指定のみ)、渡航用健診(中国など)、職域健診(契約企業)
※予約制:火・金

3.予防接種

(現在は院内スタッフに限り対応しております)

4.睡眠時無呼吸症候群外来

(予約制:月木金→現在新患は受け付けておりません)CPAP治療など

5.実績
 平成29年度(2017)平成30年度(2018)令和31年度(2019)令和2年度(2020)令和3年度(2021)令和4年度(2022)
日帰り人間ドック1,085名1,214名1,163名(※)918名1,132名975名
主なオプション検査PET/CT18名18名17名11名20名11名
胸部CT53名64名70名66名72名51名
マンモグラフィー172名213名219名162名230名195名
婦人科検診延数370名延数430名延数452名延数333名延数460名延数381名
膣細胞診169名205名217名158名230名196名
内膜細胞診35名29名26名19名17名12名
子宮エコー166名196名209名156名213名173名
骨密度55名54名52名44名64名53名
PET検診53名68名56名41名50名37名
脳ドック92名93名83名34名42名46名
脳検診
(脳MRI・MRAのみ)
114名101名108名107名118名71名
乳がん検診254名
(乳腺エコー70件含む)
340名
(乳腺エコー116件含む)
314名
(乳腺エコー77件含む)
266名
(乳腺エコー61件含む)
284名
(乳腺エコー116件含む)
265名
健康診断
(就業・入学・海外渡航など)
318名
(福島健診8件を含む)
353名
(福島健診6件を含む)
382名
(福島健診8件を含む)
343名
(福島健診8件を含む)
305名
(福島健診6件を含む)
114名
(福島健診8件を含む)
予防接種件数90名159名175名105名136名4名
生活習慣外来件数
(保険診療)
496名282名317名319名343名準備中
簡易SAS外来件数
(保険診療)
294名231名231名306名320名47名
CPAP外来件数
(保険診療)
2,515名のべ受診数2,657名
CPAP患者数426名
のべ受診数2,877名
CPAP患者数460名
のべ受診数2,985名
CPAP患者数489名
のべ受診数
3,005名
CPAP患者
数448名
のべ受診数
2,149名
CPAP患者
数354名
PSG外来件数
(病院装着在宅記録)
19名33名20名8名0名0名

※令和2年度の日帰り人間ドックに関しましては、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、40日間休止しておりました。

R3年度(2021/4/1〜2022/3/31)人間ドック上部内視鏡検査の実績

総受検者数:1059件
要精検者数(生検実施数):60件
がん発見数:5件 (1件は初回検査でピロリ菌陽性者、4件は逐年検査でいずれもピロリ菌除菌者)
その他:胃悪性リンパ腫1件、十二指腸腺腫1件
胃がん発見率は0.47%、陽性適中率11.6%でいずれも全国平均より高い水準でした。また、ピロリ菌除菌後の胃がんが80%を占めており、除菌後でも逐年検査(1~2年に1回)の重要性が示唆されました。