センターの特色,対象疾患,治療法,症例数,治療成績など
循環器領域の疾患は急性かつ重篤であることが多く、三大死因のひとつになっています。その病態に適切に対応するには、救急かつ専門的な集中治療が不可欠です。
当院は開院時より地域の循環器医療に携わって参り、H15年からは循環器内科として専門治療、特にカテーテルによる虚血性心疾患に対する急性期治療に取り組み、近年では県内における主要施設になっております。さらに、H23年1月より、循環器外科が開設され、内科、外科による循環器疾患に対する包括的治療の実現を目標に、同年4月、循環器センターの開設となりました。
施設
循環器センターはCCUとして、オープン4床、個室2床の計6床にて、循環器疾患の集中管理を行います。また、同フロアーに、血管撮影室、大・小手術室を備えております。
対象疾患
●循環器領域疾患
- 虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)
- 心不全
- 弁疾患(狭窄症、閉鎖不全症)
- 心膜・心筋疾患(心膜炎、心筋症など)
- 不整脈(ペースメーカー、ICD、アブレーション治療を含む)
- 大動脈・血管疾患(瘤、解離、閉塞など)
- その他
当循環器センターの大きな特色は、循環器内科・循環器外科が常に強いチームワークで活動していることです。循環器に関わる疾患に対しては、直接の担当医だけでなくすべての循環器スタッフが関わり、十分な検討のもと、適切な医療サービスを提供しております。
スタッフ
循環器内科医・循環器外科医、研修医、専従看護チーム、担当臨床工学士、担当放射線技師などによるチーム体制で、上記の、主に成人循環器疾患に24時間対応しております。さらには血管外科、放射線科との協力による最適な治療法選択に基づき、院内すべてのスタッフの協力により安全かつ確実なチーム医療を進めて参ります。
医師名 | 専門領域 | 所属学会・専門医等 |
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病院参事、 循環器統括局長、 医療教育局長 鈴木 保之(すずき やすゆき) | ○心臓血管外科 | ・循環器外科参照 |
センター長、 循環器内科部長 武安 法之(たけやす のりゆき) | ○循環器内科 ○虚血性心疾患 ○心血管カテーテル治療 | ・日本循環器学会 専門医 ・日本心血管インターベンション治療 学会 専門医 ・循環器内科参照 |
循環器外科部長 榎本 佳治(えのもと よしはる) | ○心臓血管外科 | ・心臓血管外科専門医認定機構 専門医・修練指導者 ・循環器外科参照 |
循環器外科部長 (大動脈疾患担当) 森住 誠(もりずみ せい) | ○心臓血管外科 | ・心臓血管外科専門医認定機構 専門医・修練指導者 ・循環器外科参照 |
循環器内科部長 (不整脈担当) 吉田 健太郎(よしだ けんたろう) | ○循環器内科 ○不整脈領域 ○カテーテルアブレーション治療 ○心房細動 | ・日本循環器内科学会 ・専門医日本不整脈学会 専門医 ・循環器内科参照 |
循環器内科部長 (臨床心臓病学担当) 馬場 雅子(ばば まさこ) | ○循環器内科 ○心大血管リハビリテーション治療 | ・日本循環器内科学会 専門医 ・循環器内科参照 |
循環器内科部長 菅野 昭憲(すがの あきのり) | ○循環器内科 ○心エコー図 ○冠動脈インターベンション ○心不全 | ・日本循環器内科学会 専門医 ・循環器内科参照 |
循環器内科医長 岡部 雄太(おかべ ゆうた) | ○循環器内科 | ・循環器内科参照 |
循環器内科医員 石橋 直樹(いしばし なおき) | ○循環器内科 | ・循環器内科参照 |
副病院長 救急センター長 災害対策部長 医療機器管理部長 秋島 信二(あきしま しんじ) | ○心臓血管外科 | ・心臓血管外科専門医認定機構 専門医・修練指導者 ・日本胸部外科学会 認定医 ・循環器外科参照 |
看護スタッフ
浅野 友美CCU 師長、瀧澤 朋恵副看護師長、関根 千恵子副看護師長含むCCU21名
小沼 華子5西師長、高島 悦子副看護師長、濱田 智子副看護師長含む27名
心臓リハビリテーションスタッフ
馬場 雅子 (循環器内科)、篠原 悠、須田 貴美子、府川 祐子
臨床工学技士:循環器センター担当臨床工学技士
放射線技師:循環器センター担当放射線技師
薬剤科、栄養科、臨床検査科、総務課、医事課、企画情報室、施設課 各担当スタッフ
あらゆる病院内職種が循環器センターに関わり、支えていただいております。
治療について
平日日中は、毎日、循環器系外来で対応させて頂きます。緊急につきましては、時間を問わず救急外来にて対応致しますので、ご連絡をお願い致します。
☆ 施行検査・治療症例数などにつきましては、循環器内科・循環器外科の項をご参照ください。




年次報告
令和4年度の活動
令和3年度も1年を通して、ほぼICU病棟として稼働してきたことから、これまでとの比較は困難と考えます。CCU病棟の活動が、循環器センターとしての様相を呈していないことから、今年度については割愛させていただきます。 なお、循環器センター手術室、循環器センターカテーテル室および既存棟血管造影室で施行した件数、院内全体の症例数などにつきましては、各科のページをご参照ください。