リハビリテーションセンターの特徴

 当センターでは、各診療科医師の依頼を受け、リハビリテーション医の指示のもとに理学療法、作業療法、言語聴覚療法の各部門が連携し、患者様の機能回復訓練、日常生活動作練習、言語訓練、摂食嚥下訓練を行っています。入院患者様に対しては、ベッドサイドからの早期介入を積極的に行い、入院日数を短縮するとともに患者様の早期退院・早期社会復帰を支援しています。

多職種連携

多職種連携として、以下のチーム医療に参画しています。

診療チーム呼吸サポートチーム
褥瘡対策チーム
排尿自立支援チーム
早期離床・リハビリテーションチーム
骨転移チーム
栄養サポートチーム
摂食嚥下チーム
感染制御チーム
研究・研修支援部門臨床研究推推進チーム

スタッフ

医師名専門領域資格・所属学会等
センター長
リハビリテーション科部長
鈴木 聖一(すずき せいいち)
○リハビリテーションリハビリテーション科参照
循環器内科部長
(臨床心臓病学担当)
馬場 雅子(ばば まさこ)
○心大血管
 リハビリテーション治療
○循環器内科
リハビリテーション科参照
  • 理学療法士17名
    (専門理学療法士2名、認定理学療法士6名)
  • 作業療法士9名(認定作業療法士1名)
  • 言語聴覚士4名(日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士1名)
  • 受付1名
  • 助手2名

 

実績

令和6年度診療実績

 令和6年度にリハビリテーションを施行した患者数は2,897名(前年度2,436名)で対前年比118.9%です。入院患者に占めるリハビリテーションの実施率は28.7%で、その比率は年々増加しています。疾患分類の内訳では悪性腫瘍が最も多く、全体の19.0%、次いで大腿骨頸部骨折など外傷が15.1%、呼吸器疾患12.2%、心大血管疾患12.0%、脳血管障害9.3%、人工関節術後など主な骨関節疾患が6.4%となっています。依頼元の診療科としては、眼科、産科を除くその他すべての診療科から依頼をいただいており、整形外科が23.3%と最も多く、次いで循環器内科12.1%、脳神経外科11.9%、呼吸器外科7.0%です。

疾患分類令和5年度令和6年度
脳血管障害286269
脳腫瘍2144
脳外傷3246
その他の脳疾患4457
外傷435437
骨関節疾患133185
脊椎疾患6379
脊髄損傷187
切断137
骨関節の腫瘍33
整形外科的感染症5268
神経筋疾患2519
悪性腫瘍454550
呼吸器疾患256353
心大血管疾患311347
その他290426
合計2,4362,897

診療科別内訳

診療科令和5年度令和6年度
全体入院全体入院
整形外科646580676591
脳神経外科327324345342
総合診療科113030
腎臓内科7777152152
呼吸器内科153151261260
消化器内科161160180178
神経内科151500
循環器内科302301355353
腫瘍内科15153131
血液内科59596868
膠原病・リウマチ科36357070
内分泌代謝・糖尿病科61615754
感染症科1100
消化器外科9897148147
呼吸器外科230229204201
乳腺外科55537878
循環器外科51511616
血管外科0033
救急科35344444
耳鼻科23183829
歯科口腔外科2222
泌尿器科27274444
皮膚科・形成外科28265050
婦人科32324545
放射線治療科1010
合計2,4362,4392,8972,787

新規入院患者に占めるリハビリテーション介入率

令和2年度令和3年度令和4年度令和5年度令和6年度
新規入院患者数8,895人9,195人9,166人9,530人10,106人
リハ介入患者数1,859人2,101人2,336人2,436人2,897人
介入率20.9%22.8%25.5%25.6%28.7%

リハビリテーション科およびリハビリテーション技術科もご参照ください。

臨床研究

こちらからご覧いただけます→臨床研究発表実績

お知らせ

当センターの新型コロナ対策について

 リハ室では、入院患者様と外来患者様が一緒に訓練をしていたり、また、療法士は複数の病棟にベットサイドリハに出向いていた、などから、コロナ感染が生じた場合に感染を拡大させてしまう可能性が大きい部署でありました。そこで、当センターでは、県内で新型コロナ感染患者が発表された直後、いち早く、外来患者さんに対しては、受付にて、付き添いの方も含めた体温測定や聞き取りでの感染リスクのチェック、入院外来と外来患者さんの訓練場所のゾーニング、療法士の病棟別チーム編成、家族の方は訓練室に入れない、消毒の徹底、などに取り組み始め、現在まで継続しております。