診療科
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診療支援部門
研究・研修支援部門
診療チーム
医師名 | 専門領域 | 所属学会・専門医等 |
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部長 放射線診断部長 |
○画像診断 ○IVR |
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医員 榎戸 翠 (えのきど みどり) |
○画像診断 |
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医員 根本 英比古 (ねもと ひでひこ) |
○画像診断 |
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医員(専攻医) 望月 直人 (もちづき なおと) |
○画像診断 |
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(非常勤医師) 筑波大学放射線科学 講師 星合 壮大 (ほしあい そうだい) |
○画像診断 ○IVR |
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(非常勤医師) |
○画像診断 |
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放射線診断科は,画像診断・Interventional radiologyを中心に,地域中核病院として十分な設備と人員で検査・治療に対応させていただいており,県民の皆様,地域の診療機関のご利用をお待ちしております。
放射線診断科では院内症例のみならず,近隣の開業医の先生方や県内の多くの医療機関の先生方から,CT,MRI,核医学検査,PET検査の依頼をお受けし,その検査に対する読影報告を行っております。各医療機関での画像診断でお困りの症例がありましたら,当院地域連携医療室を通じて何なりとご相談くださいますようお願い申し上げます。以下に,当院の主な医療機器の稼働状況と検査状況について記載します。
現在は3台のマルチスライスCTが稼働しています。従来のSiemens Definition AS+GE healthcare HD750に加えて,平成25年度にSiemens Definition Flashという最新悦の管球が2つ搭載された機種が導入されました。これにより今まで以上にハイスピードな撮影が可能となり息止めが不良な患者様や心臓CTも今まで以上に良好な画像が得られるようになりました。また,管球が2つあるので,異なるエネルギーのCT画像を同時に撮影,その画像からmonochromatic imageの作成や,ヨード密度や尿酸を強調した画像を得たりすることが可能となります。
現在2台のMRIが稼働しております。1台は1.5Tの超伝導機(Siemens Avanto fit)で令和元年度にバージョンアップしました。全身スキャンが可能な装置です。さらに,平成22年度から3.0Tの最新型の超伝導装置(Siemens Verio)が稼動しています。この装置は,True Pointというmulti-transmit技術を用いることで,これまで3.0T装置では撮像が難しかった腹部領域などでも良好な画像を得ることが可能となっています。また,新たなアプリケーションにより磁化率強調画像などを得たり,三次元のT2強調画像やSTIR画像のthin sclice画像の取得が可能となり,より多くの疾患により詳細な情報を得ることが可能となりました。
本院では,平成18年3月からPET/CT装置が稼働しております。PET検査はFDGというグルコース誘導体を用いた糖代謝を利用したがん診断の検査です。本検査によりFDGによる腫瘍の検出とCTによる解剖学的情報が同時に得られることで,がんの転移や拡がりの診断が全身を一度にかつ正確に行うことが可能となります。平成25年度に導入されたSiemens Biograph mCTは以前の機種よりPETの感度が良くなり,より小さな病変も抽出可能となりました。また,自由呼吸下で撮影するPETは呼吸に弱いですが,呼吸同期機能が搭載され,より小さな肝病変の検出も可能となりました。検査は多くの病院・医院から検査依頼も受けておりますので,詳しくはホームページ等をご覧ください。
一般の核医学検査においてもCT付きのSPECT装置(Siemens Symbia T)を導入し,核医学画像とCT画像との癒合画像を用いた診断を行い,これまでのSPECT単独の装置と比較して高い診断が得られます。
CT,MRI,PET検査等に関しましては院外からのご依頼の検査につきましては,迅速に報告書を作成し,Faxで所見を送付いたしております。また,DICOMというフォーマットのソフトが付いた形でDVDにて画像を送付させていただいております。
平成25年度にSiemens Artis ZEE血管造影装置とSomatom Emotion CTのIVR-CTが導入されました。
IVRとは,X線透視下にカテーテルを用いて血管を塞栓,拡張,または経動脈的に抗癌剤を注入したりする血管内治療,あるいはCT,エコーなどの画像機器を用いて経皮的に行う生検や膿瘍ドレナージ等などの総称であります。当科で特に行っていることは肝細胞癌に対する動注塞栓療法や頭頸部癌の動注療法,喀血,消化管出血,外傷の出血,術後出血の塞栓術や末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症)に対する血管拡張術,深部静脈血栓症に対するIVC filter留置術,全身化学療法や在宅高カロリー療法のためのCVポート造設(中心静脈ポート),CTガイド下生検,ドレナージなどです。これ以外にも様々なことを多数行っておりますので御気軽にご相談ください。また,当科では病診連携を通しCT,MRI検査などにもお応えしておりその結果をふまえてIVRで治療できないかなども御気軽にご相談下さい。
体に優しいがん治療、冷凍治療を行っております。
子宮動脈塞栓術(UAE)とは、子宮筋腫によって生じる症状(過多月経、月経痛、貧血、腹部腫瘤の自覚など)を開腹せずにカテーテルという細い管を用いて治療する方法です。入院期間が短くて済み、日常生活にも早く戻れるのが特徴です。なお、治療には健康保険が適用されます。詳しくは子宮筋腫に対する子宮動脈塞栓術(UAE)についてをご覧下さい。
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