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診療科

専門センター等

部門・活動

呼吸器外科 (Thoracic Surgery)

医師名 専門領域 所属学会・専門医等

部長、呼吸器センター副センター長

清嶋 護之 (きよしま もりゆき)

○呼吸器外科

日本外科学会 専門医
日本呼吸器外科学会 専門医・評議員

日本呼吸器学会 専門医
日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医・指導医

評議員
日本がん治療認定医機構 認定医
日本肺癌学会

日本胸部外科学会

部長(鏡視下手術担当)
筑波大学地域臨床教育センター講師
鈴木 久史 (すずき ひさし)
○呼吸器外科

日本外科学会 専門医
日本呼吸器外科学会 専門医

日本呼吸器学会 専門医

日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医・指導医

日本肺癌学会

日本胸部外科学会

医員(専攻医)

髙塚 正己 (たかつか まさみ)

○呼吸器外科

 

名誉がんセンター長

雪谷大塚クリニック 院長

雨宮 隆太 (あめみや りゅうた)

○呼吸器外科

日本外科学会 指導医
日本呼吸器外科学会 専門医・指導医
日本胸部外科学会 専門医・指導医
日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医・指導医
日本呼吸器学会 専門医・指導医
日本気管食道科学会 専門医
日本がん治療認定医機構 
日本肺癌学会,日本癌学会,日本癌治療学会等に加盟

当科の診療体制および特色

 当科は通常2 名の呼吸器外科専門医と1~2名の医員によって診療にあたっています。2017年の呼吸器外科手術総数は266 件、うち肺がんなどの原発性肺悪性腫瘍手術が144 例でした。
 呼吸器外科手術の主な対象疾患は、肺がん、転移性肺腫瘍、気胸、縦隔腫瘍などです。その他、気道狭窄や胸部外傷など様々な呼吸器外科疾患患者の受け入れを行っています。
 肺がんなどの悪性疾患は、手術だけではなく、抗がん剤や放射線治療などを組み合わせての治療(集学的治療)が必要となることが多くあります。そのため、当院では、呼吸器外科、呼吸器内科、放射線診断科、放射線治療科、病理診断科などの複数の科が密に連携して診療が行えるよう呼吸器センターを設置し、患者さんひとりひとりに対して最善の治療が提供できる体制を整えています。

 また、当院にはロボット手術支援システム「ダヴィンチ」が導入されており、肺癌や縦隔腫瘍に対して既にロボット手術の実施を開始しています。

主な対象疾患

肺がん

肺がんは、がん死亡の中で死因第1位です。早期発見・早期治療が大変重要になってきますので、肺がん検診や人間ドックなどで症状が出る前に見つけることが望まれます。症状が出ても風邪症状と似ているためさらに発見が遅くなることがあります。症状が長引く場合は近くの医療機関で診察を受けることをお勧めします。肺がんの手術を受ける場合は、通常、約3時間の手術で、入院は約1週間となります。

転移性肺腫瘍

肺以外のがん(大腸がんなど)から肺へ転移することがあります。基本的には抗がん剤治療が選択されることが多いのですが、状況により肺にできた転移巣を手術により切除することもあります。

気胸

肺の表面に穴が開いて肺がしぼんでしまう病気です。若年男性または高齢喫煙男性に多くみられます。胸にチューブを入れての治療(ドレナージ治療)で改善しない場合や再発を繰り返す場合は手術が選択されます。

縦隔腫瘍

両肺の間、胸の真ん中の領域を「縦隔」と呼び、その領域にできる腫瘍を縦隔腫瘍と呼びます。胸腺腫、奇形腫、神経鞘腫などさまざまな疾患があり、基本的に手術による切除が考慮されます。

低侵襲手術(身体への負担の少ない手術)について

胸腔鏡手術

胸腔鏡手術とは、内視鏡のようなカメラを用いた手術で、2cmほどの創を3~5か所におくだけで行える手術です。胸を大きく切開しないため、身体への負担が少なく(低侵襲)、術後の痛みの軽減、早期回復などが見込める利点があります。(注:肺や病変の状態により開胸手術となることもあります。)

胸腔鏡手術風景

4か所の孔からの操作

ロボット手術

 胸腔鏡手術の進化した形で、創は胸腔鏡とほぼ同様ですが、手術器具をロボットアームに装着して固定し、執刀医はそのロボットアームをコンソールと呼ばれる操作台で動かすシステムです。これまでの胸腔鏡用の器具よりも操作性がよく、狭い胸の中で精密な動きが可能となります。2018年度から、縦隔腫瘍および肺がんに対するロボット手術が保険収載となりました。

 当科では、以前より臨床研究として開始致しており、2017年には呼吸器外科領域で県内初となるロボット支援下縦隔腫瘍手術を3例実施しています。2018年より肺がんに対するロボット手術を開始いたしました。

 

ロボット手術支援システム「ダヴィンチ」

 

ロボット手術風景

 

コンソールでの操作

 

実績

平成29年(2017年) 呼吸器外科手術症例数

疾患 術式 症例数 内数
原発性肺悪性腫瘍   144  
(肺全摘)

1

(肺葉切除) 95
(区域切除) 23
(部分切除) 24
(試験開胸その他) 1
転移性肺腫瘍   47  
(肺葉切除) 4
(区域切除) 7
(部分切除) 35
(その他) 1
縦隔腫瘍   15  
胸膜/胸壁腫瘍   3  
気道狭窄   7  
(ステント留置) 1
良性肺疾患に対する手術   7  
膿胸   2  
自然気胸   24  
胸部外傷   1  
その他   16  
合計   266  

呼吸器外科手術症例数年次推移

手術件数:2004年~2017年の推移

 

臨床研究について

 当科はがんセンターを中心とした多施設共同臨床試験を行う日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG;Japan Clinical Oncology Group)に属して全国的な臨床研究活動に参加しており、県内の呼吸器外科診療の模範となるべく日々努力しています。
 さらに当科では最先端の手術システムであるロボット支援手術システム「ダヴィンチ」を用いた手術を臨床研究として以前より開始致しており、2017年には呼吸器外科領域では県内初となるロボット支援下縦隔腫瘍手術を3例実施しています。2018年には肺がんに対するロボット手術を開始いたしました。

呼吸器外科の臨床研究につきましては→こちら

当院では、第7次全国肺癌登録事業に参加しています

 原発性肺癌は日本における死因第1位であることから、日本肺癌学会、日本呼吸器外科学会、日本呼吸器学会、日本呼吸器内視鏡学会が共同で肺癌登録合同委員会を設置し肺癌の予防、診断、治療の向上に寄与することを目的に肺癌症例の登録、解析事業を行ってきました。

 1989年の手術症例を対象に開始されたこの事業は、現在2012年の内科症例を対象に第6次調査研究が行われているところであり、今回、第7次調査として2010年の肺癌手術症例の調査研究が開始されました。当院もこの研究事業に参加し、2010年に当院で肺癌手術を受けられた患者さまの情報を登録し、全国及び国際共同研究に貢献したいと考えております。この事業に登録するにあたり、登録患者さまの氏名など個人が同定される可能性のある情報は含みません。

 患者様には研究事業の目的をご理解いただき、肺癌研究のさらなる発展のためご協力いただきますようお願いいたします。

 なお、この事業は疫学的な調査が主体であり、研究に症例登録したことで、特別な検査や治療を受けることはありません。症例の登録に不同意の場合は、下記相談窓口までご連絡いただければ、登録から除外させていただきます。また、不同意の場合であっても肺癌診療への影響は全くありませんので、念のため申し添えます。 

 本事業への参加に関してご質問がある場合は、当科スタッフにお伝えください。

また、より詳細な情報は肺癌登録合同委員会ホームぺージに掲載されていますので、そちらもご覧ください。

【第7次全国肺癌登録事業】

研究の概要と目的

本邦における肺癌手術例の疫学調査を行うことにより、肺癌に関する研究ならびに診療の進歩・普及を図ります。

研究体制

責任者:肺癌登録合同委員会  委員長 吉野 一郎

事務局:肺癌登録合同委員会事務局、大阪府吹田市山田丘2-2

    大阪大学大学院 医学系研究科 呼吸器外科内

    FAX:06-6879-3164 

    E-メール:haigan@thoracic.med.osaka-u.ac.jp

参加施設:呼吸器外科専門医合同委員会認定修練施設

対象

2010年に原発性肺癌の外科切除を受けられた患者さま

個人情報の取り扱い方法

原発性肺癌切除およびその後の経過に関わる一般的な診療情報を登録のうえ、全国集計し、解析します。登録患者さまの氏名など個人が同定される可能性のある情報は含みません。

研究に関する情報の入手・閲覧の方法

以下の窓口に、ご相談ください。

個人情報の開示に関わる手続き

以下の窓口に、ご相談ください。

研究対象者に研究参加を拒否する権利を与える方法

登録を拒否することができます。以下の窓口に、お申し出ください。

相談窓口

茨城県立中央病院 呼吸器外科

部長 清嶋 護之

部長(鏡下手術担当) 鈴木 久史

倫理審査について

「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に則り、当施設での臨床研究倫理審査委員会で承認されています。

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