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人間にとって「食べる」ことは大変重要なことです。さまざまな病気や、加齢によって、食べる動きや飲み込む機能は低下し「嚥下障害(えんげしょうがい)」をきたします。嚥下障害は、食べ物がのどに詰まる「窒息(ちっそく)」や、むせて肺に入って肺炎を起こす「誤嚥(ごえん)」につながります。
嚥下外来では「飲み込みづらい」「むせる」などの症状のある患者様の嚥下機能を評価し、安全に食べられる方法や食べ物の形態、リハビリテーションの仕方を提案させていただきます。
摂食・嚥下障害看護認定看護師により普段の飲み込みの状況や生活のご様子についてお伺いします。また嚥下スクリーニングテストを行い、大まかな嚥下機能についてのチェックを行います。
鼻から内視鏡を挿入し、のどの奥を見ながら着色した液体やゼリー、固形物を飲み込んでいただきます。モニターで飲み込みの様子を確認しながら嚥下機能を評価します。
レントゲンを撮影しながらバリウムなどを飲み込んでいただき、嚥下の様子を観察します。
検査は耳鼻咽喉科医が行い、摂食・嚥下障害看護認定看護師や管理栄養士とともに評価を行います。検査には誤嚥や窒息のリスクが伴いますが、モニターでの確認や吸引、酸素投与などの緊急時の対応が可能な状況で安全に十分留意して行います。
令和2年度、新たに言語聴覚士が加わり、7月から摂食嚥下支援加算の算定を開始しました。
表1.入院依頼科別件数(人)
診療科 | 件数 |
---|---|
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 | 11 |
脳神経外科 | 7 |
外科 | 6 |
歯科口腔外科 | 6 |
呼吸器内科 | 5 |
総合診療科 | 4 |
循環器内科 | 4 |
消化器内科 | 3 |
その他 | 8 |
計 | 54 |
(表2)入院依頼 科別件数(人)
脳神経外科 | 耳鼻咽喉科・ 頭頸部外科 |
歯科口腔外科 | その他 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|
摂食機能療法Ⅰ(185点) | 137 | 92 | 58 | 3 | 290 |
摂食機能療法Ⅱ(130点) | 192 | 17 | 209 | ||
摂食嚥下支援加算(200点) | 2 | 27 | 5 | 34 |