ロボット手術センターについて
センター長
常樂 晃
(じょうらく あきら)
職員一丸となってロボット手術に取り組んでいます
主に泌尿器科、産婦人科、消化器外科、呼吸器外科においてロボット手術を実施しています。2012年からロボット手術を開始し、現在は前立腺・腎臓・尿管・膀胱・子宮・直腸・肺の治療を積極的に取り組んでいます。当センターでは、高い医療技術であるロボット手術を治療の選択肢として地域の皆様にご提供できるように、医師、看護師、臨床工学技士、事務スタッフなど多くの職員が一丸となり努めて参ります。
ロボット手術とは
「ロボット手術」は「鏡視下手術(※)」の一種ですが、特徴的なのは使用する鉗子の先端に関節があります。術者は、遠隔装置から三次元の拡大映像を見ながらロボットアームに接続したカメラや関節のついた鉗子を操作します。あたかも、目の前で体腔内にいれた手首や指先を動かすかのように繊細な手術を行うことができます。
※ 「鏡視下手術」とは、小さな穴からカメラと鉗子を体腔内に挿入して、カメラの映像を見ながら行います。切開して直接体腔内に手を入れて手術を行う「開創手術」と比較して、出血量が少なくすみ、創も小さいことから、身体への負担が少なく、手術後の回復がスムースです。
当院のロボット手術について
以下の手術を実施しています。
泌尿器科
- 腹腔鏡下副腎摘出手術
- 腹腔鏡下副腎髄質腫瘍摘出手術(褐色細胞腫)
- 腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術
- 腹腔鏡下尿管悪性腫瘍手術
- 腹腔鏡下腎盂形成手術
- 腹腔鏡下膀胱腫瘍手術
- 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術
産婦人科
- 腹腔鏡下膣式子宮全摘術
- 腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術
消化器外科
- 腹腔鏡下膵体尾部腫瘍切除術
- 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術
- 腹腔鏡下直腸切除・切断術
呼吸器外科
- 腹腔鏡下拡大胸腺摘出術
- 胸腔鏡下縦隔悪性腫瘍手術
- 胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術
ロボット手術をお考えの患者さんへ(よくある質問)
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ロボット手術の対象はどのような患者ですか?
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手術の可否は、主治医が患者さんごとの状態や手術歴などにより判断します。ご希望の患者さんは、ご相談ください。
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入院期間はどれくらいですか?
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入院期間は一定ではなく、患者さんごとの状態や、手術内容によって、異なります。詳しくは、主治医にご相談ください。
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入院に必要な手続きや持ち物は?
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入院に関するご案内は、こちらをご覧ください。
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費用はどれくらいかかりますか?
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患者さんの年齢や入院の日数によって、負担割合が異なります。
高額療養費制度を利用すると所得に応じて実際の負担額は減額されます。
全国共通の制度のため、他の医療機関と負担額が大きく変わることはありません。
詳しくは、こちらをご覧ください。
実績
当院のロボット手術実施状況
当院のロボット手術の実施状況は、以下のように推移しています。
令和2年度では、新型コロナウイルス感染症による病床確保等により、件数も減少することとなりましたが、令和3年度以降は再び増加傾向にあります。
お知らせ
- 現在新しいお知らせはありません。