救急センターの特徴
救急センターには、3つの初療室、6つの診察室をはじめ、CT、一般X線撮影装置、内視鏡装置等を備え、ICU6床、救急一般病床8床が稼動しており、併設するヘリポートを使ってドクターヘリによる搬送も受け入れております。
「救急患者さんのための最後の砦」になるべく、救急車の受入およびウォークインによる救急患者さんを、平日日中は救急科医師が各科の当番医の協力を得て、休日及び夜間は7名の当直医に加え、必要時は各科のオンコール医により診療しております。
また、平成26年からはドクターカーの運用を開始し、近隣消防本部からの要請に応じて、重症外傷や心肺停止例など一刻も早い医師の接触が望まれる症例や、多数の傷病者発生事例など現場での医療チームの活動が望まれる事例に対して出動しております。
学会等の認定施設
救急科専門医指定施設
スタッフ
医師名 | 専門領域 | 所属学会・専門医等 |
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副病院長、センター長、 災害対策部長、 医療機器管理部長 秋島 信二(あきしま しんじ) | ○心臓血管外科 | ・循環器外科参照 |
救急科部長(高度救急担当) 関根 良介(せきね りょうすけ) | ○救急医療 | ・日本救急医学会 救急科専門医 ・救急科参照 |
救急科医長 大和田 淳也(おおわだ じゅんや) | ○救急医療 | ・日本救急医学会 救急科専門医 ・救急科参照 |
救急科医員(専攻医) 渡邉 優(わたなべ ゆう) | ○救急医療 | 救急科参照 |
救急科医員(専攻医) 米村 拓(よねむら たく) | ○救急医療 | ・日本救急医学会 ・救急科参照 |
(兼任) 整形外科部長 (難治骨折・ 機能再建外科担当) 新堀 浩志(しんぼり ひろし) | ○手外科 ○末梢神経 ○四肢機能再建外科 ○脊椎外科 ○四肢外傷外科 | ・日本救急医学会 救急科専門医 ・整形外科参照 |
(兼任) 消化器外科部長 (上部消化管鏡視下手術担当) 川崎 普司(かわさき ひろし) | ○消化器外科 (上部消化管) | ・日本救急医学会 ・消化器外科参照 |
(非常勤医師) 宮 顕(みや けん) | ○救急医療 | ・日本救急医学会 救急科専門医 ・救急科参照 |
(非常勤医師) 田中 駿(たなか しゅん) | ○救急医療 | ・日本救急医学会 救急科専門医 ・救急科参照 |
(非常勤医師) 桶屋 こむぎ(おけや こむぎ) | ○救急医療 | ・日本救急医学会 ・救急科参照 |
(非常勤医師) 岡田 彩乃(おかだ あやの) | ○救急医療 | ・日本救急医学会 ・救急科参照 |
(非常勤医師) 阿久津 開(あくつ かい) | ○救急医療 | ・日本救急医学会 ・救急科参照 |
円滑に診療を進めるためのお願い
- 来院前に連絡(電話:病院代表 0296-77-1121)をください。
- 他院に通院中であれば 処方されているお薬を持参ください。
- 他院からのご紹介は,紹介状をご持参ください。
平成24年4月から、受診された患者さんの症状を、まず看護師がお聞きして、基準に従って救急度を判断し、緊急度の高い順に診療を行う院内トリアージを実施して、より効率的な運用を行なっております。このため、診察する順序は来院された順序と異なることがありますが、ご了承願います。
なお、小児科救急の受付は、当面の間、平日の正午より午後5時までとさせていただいています。また、婦人科救急も受け入れておりますが、産科救急に関しましては現在体制を整備中です。
ドクターカーは近隣消防本部・救急隊の要請に基づいて出動しております。医療機関や患者さんからの直接の要請には応じることができません。
御理解と御協力をお願いいたします。
活動状況
令和4年度
令和4年度(2022年)度に救急センターで治療した患者総数は11,889人(令和3年度に比し2.2%減)、うち救急搬送患者数は4,160人(同16.8%増)(ドクターヘリ・防災ヘリによる搬送患者8人含む)
図:1、2、3
図1:救急患者数の年次推移
図2:月別救急患者数
図3:月別救急搬送患者数
ドクターカー
令和4年度(2022年)は要請件数418件(令和3年度に比し62件減)に対して319件(同66件減)出動し(出動途中のキャンセルを含む)、210件(同6件減)の現場活動(トリアージ・死亡確認等を含む)を行っております。
図4:協定によるドクターカー活動範囲
(令和5年3月現在)
笠間市・石岡市・小美玉市・筑西市・結城市・桜川市・常陸大宮市
ドクターカーチームとドクターカー
虐待防止
毎年度、作業部会を開催し、虐待事例(疑いを含む)に対処、内容の検討、対策案の提示をおこなっております。令和4年度(2022年)は、作業部会を7月と1月に開催し、身体的虐待2件、身体的虐待疑い2件、性的虐待1件、経済的虐待1件、介護放棄1件、ネグレクト疑い1件、育児放棄・困難疑い1件の事案の振り返りを行いました。引き続き、助産師を中心として新生児虐待防止等も含め、虐待事案の防止に努めて参ります。
CPR 作業部会
令和4年度(2022年)は、CPR 講習会を22日44回開催し、212名が参加しました。
トリアージ作業部会
ウォークインで来院した全ての患者さんを対象にJTAS を基本としたトリアージを実施して緊急度を判定し、時宜を逸しない救急医療の提供に努めています。その上で令和4年度(2022年)は作業部会を12回開催し、アンダートリアージの事例検証、トリアージ開始までに15分以上かかった症例検証、再トリアージ実施調査、トリアージ所要時間についての検証などを行いました。
救急救命士教育・研修
令和4年度(2022年)も救急救命士の病院実習を積極的に引き受け、就業前実習2名、就業中再教育研修延べ53名を行いました。また、水戸地区救急医療協議会などの事後検証会や研修会に医師、看護師を派遣しました。これらの活動を通じて、救急救命士による病院前救護能力の向上をはかるとともに、近隣の消防本部との緊密な連携を構築しております。また、救急救命士課程の学生実習を6名受け入れました。近隣消防本部の救急隊員との勉強会である救急クラブは、新型コロナウィルスの影響により、令和4年度(2022年)はおこなわれませんでした