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消化器外科(Gastrointestinal Surgery)

 近年の外科は悪性腫瘍(食道癌、胃癌、大腸癌、肝臓癌、胆管・胆嚢癌、膵臓癌など)に対する手術が中心になっています。当院は1995年4月に地域がんセンターが開設され、2008年に国から都道府県がん診療連携拠点病院の認定を受け、茨城県におけるがん診療の基幹病院となっています。以来、腫瘍関連全診療科を上げて悪性腫瘍を持った患者さんの治療に取り組んできました。

 

 我々消化器外科は消化器内科と密に連携(毎週金曜日朝のカンファレンスなど)をとり、また近隣のご施設からのご紹介をいただき、最近の10年間で総計4045例の悪性腫瘍手術(食道95例、胃1056例、小腸・大腸1764例、肝臓552例、膵臓301例、胆道277例)を行いました。⇒臓器別手術件数表はこちら

 また、がん治療だけでなく、虫垂炎、胆石胆のう炎、鼠径ヘルニアなどの良性の疾患の手術治療も多数(胆石・胆のう炎1104例、虫垂炎(いわゆる盲腸)490例、ヘルニア1001例など)行っており、さらに緊急症例にも24時間対応できる体制を整えて、県の基幹・中核病院として,県民の健康・福祉に貢献してきました。

 

 患者さんのご希望をできる限り尊重して治療を決定するのが当科の基本方針です。手術は消化器疾患で外科的治療が有用(手術を受けていただくことで患者さんにメリットがある)と考えられるすべての症例を対象としています。かなり進行し一見手術が困難なように見えるがん患者さん、さらに救急患者さんも躊躇なさらずにご来院・ご紹介いただければ幸いです。治療ガイドラインに沿った標準的な治療法では対応できないような(1)進行した病態や(2)複雑な背景疾患をお持ちの患者さんの治療方針に関しては、必要に応じて消化器内科・放射線科・病理診断科・麻酔科を含めた他科との情報交換を密に行うことで最適な治療法を選択し、患者さんおよびご家族に図などを示しながら病状ならびに治療法について詳細に説明した上で患者さんご自身で治療法を選択して頂いております。手術法は従来からの開腹(開胸)手術に加えて、近年機器の進歩と経験の蓄積により安全性が向上し、適応が拡大している腹腔鏡手術も積極的に行っています。

 

 安全で確実な手術を提供するためには、医師の知識と技術力は欠かせません。消化器外科の総合的レベルをさらに向上させるべく、若手の教育にも力を入れています。毎週金曜日の消化器カンファレンス、毎月1回行われる消化器内視鏡病理カンファレンスに加えて、毎週水曜日の抄読会で英文論文を読む力を涵養し、定期的に最新のエビデンスについて学ぶ努力を怠らないようにしています。また、消化器疾患に関わる医師に向けて示唆に富む症例を検討するクロワッサンカンファレンス(隔月施行)は院内外問わず多くの医師が参加・議論をすることで教育の場としても機能しています。

 

 外科専門研修プログラム基幹施設であり、さらに筑波大学附属病院、東京大学医学部附属病院、防衛医科大学校病院と連携をとった教育を行っており、下記スタッフ以外に上記の施設をローテートする医局から派遣された外科専攻医と初期臨床研修医を合わせた10数名が一つのチームになり、患者さんの順調な回復と社会復帰を目指して日夜努力しております。今後、笠間市を中心とした水戸保険医療圏に貢献しながら、ひいては茨城県の医療をリードする存在として成長していきたいと考えております。

学会認定施設の指定

日本外科学会 指定施設 外科専門医制度修練施設、日本消化器外科学会 認定施設(専門医制度指定修練施設)、日本肝胆膵外科学会 高度技能専門医修練施設(A)

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